┃ Label Master's Diary
2006年03月の日記
┃ 去年ルノアールで
最近読んだ本の中で、やたら面白かったのは
せきしろという人の「去年ルノアールで」という本だ。
主人公はいつもルノアール(都内にある喫茶店)に入り浸って
人間観察をし、時に妄想が飛躍しすぎる、という話。
全編を通じてのダレ具合がいい。
お勧めする。
我々inutic recordsは、昔一度だけルノアールの会議室を
レンタルしたことがあり、みんなで雑談しただけなのに
一万円以上取られ、泣きそうになったことがある。
面白いところだ、ルノアール。
さて、書きたいことがあったのだが、全部忘れた。
また明日。
アデュー。
(2006.3.31[Fri])
┃ 桜咲く
家の近所の桜が咲いている。
キレイだ。
なんだか申し訳なくなってくるくらい、桜がキレイなのである。
桜はキレイだ、オレはどうだ。
と自問自答。
果たして、僕は咲き誇れるんだろうか。
先日、卒業式を迎え、27歳生粋の無職になりました。
皆様、よろしくおごってください。
アデュー。
(2006.3.30[Thu])
┃ 資源ごみ
明日は水曜日、ここ東京都新宿区西早稲田1丁目では、
資源ごみの回収日である。
おりしも引越しシーズンから、うちの周辺は居様に
ダンボール、雑誌、古新聞、チラシ、通販の冊子などが
捨てられている。
僕は、ゴミ捨て場で拾ってきたものを、
愛着を持って使う、もしくはネットオークションで売りさばく、またはやっぱり使えずそのまま捨てる、などして、
シンク・アース及びエコロジカル及びフリースタイル(無職)
な行動を心情としている。
よって、今日の帰り道もゴミ見たさに
頻繁にごみ置き場の前をゆっくりと歩いてみたり
ゴミ置き場の前で煙草を吸ってみたり、
ゴミ置き場の前で、腕時計を見るフリをして、あ、時計忘れた
などという猿芝居を打ちつつ、
ごみ検閲に励んだ。
余り目ぼしいものは無かったが、一つ気になったのは
大量に打ち捨てられたオタク系同人誌であった。
捨てたのは男、しかもチェックのシャツを着たメガネ。
きっとコミケなどに足繁く通い、この種の道の通例通り
読書用、保存用、転売用と毎回3冊同じ本を買うなどして、
せっせとコレクションしたのだが、半年前に何を間違ったか
彼女というものが生まれて初めてできてしまい、
このにわか電車男は苦渋の決断で、この同人誌を捨てるに至ったに
違いない。
このようなストーリーをシミュレーションし、諸行無常を感じ
この際僕が拾って読んで供養してあげようかとも思ったが、
いかんせん幸か不幸か僕は漫画というものに一切興味はないし、
秋葉原は好きだが、僕は専ら電化製品にしか興味はないし、
何よりさすがに羞恥心が働き、そのまま素通りして帰った。
もうすぐ春。
きっとメガネ男も幸せになるに違いない。
帰宅後、風呂に入りながら、
あの同人誌は「資源ごみ」というより「萌えるごみ」なんだよな、
と思い、一人悦に入った。
アデュー。
(2006.3.29[Wed])
┃ 牛乳
台所の隅っこで、僕は唸っていた。
問題は賞味期限ギリギリの牛乳である。
1リットルのパックに、殆ど入っているので、捨てるには惜しい。
かといって、明日明後日まで持ち越す勇気はない。
そもそも、賞味期限というのは曖昧である。
例えば、賞味期限 3月27日 と書いてあったところで、
28日に飲んでも支障がない場合が多い。
多くの場合、29日でも大丈夫だろう。
この時点で、境界線が見えていない。
しかし、これを9月頃に飲んだら、確実に腹を下す。
もしくは嘔吐する。
もしくは腹を下し、かつ嘔吐する。
つまり、ゴールは見えているのだ。
牛乳にとって、「腐敗する」というゴールがあり、
それを飲む僕にとっても「腹を下し嘔吐する」というゴールがある。
ただし、その境界線が曖昧なのである。
いやいやキミ、それはさぁ、飲む時の体調とか関係あるでしょ。
とか、言われるだろうが、
では仮に、僕が年中寝起きの体調であったと仮定すると、
それを飲んで、食あたりに遭う境界線があるのだろうか。
つまり、飲む方の体調は一定の時、分単位もしくは秒単位で
「はい、今きっかりから、賞味期限が切れました!ノメマセーン!」
という時刻があるはずなのだ。
それを提示しろ!
と、唐突に叫び、先ほど無理して牛乳を飲んだので
アデューとする。
(2006.3.28[Tue])
┃ もしもピアノが弾けたなら
最近、おもちゃのキーボードを買ってピロピロ弾いている。
5000円くらいの安物なのに、音色もいっぱい入っていて面白い。
「もしもピアノが弾けたなら」、という曲があるが
一文字反転して
「もしもピアノが弾けたらな」とすると、同じ意味でも一気に
いじけた感じになる。
「ピアノが弾けたらなぁ、職にだって就けるしメシは腹いっぱい食えるし、
きっと可愛いねぇちゃんとも云々」
といった愚痴。
そういった愚痴と共にアデューを迎える。
アデュー。
(2006.3.27[Mon])
┃ 風邪再びみたび
また風邪をひいてしまった。
なんだか月一で風邪をひいている。
ぼろぼろである。
しかも、最近胃の調子も悪く、今日は薬局に行って
胃薬を買ってきた。
その名も「シグナル胃腸薬」。
警報が鳴り響くような薬だ。
そして、このシグナルだが、めちゃめちゃに不味い。
コレを飲む方がよっぽど気持ちが悪くなりそうだ。
というわけで、皆様、いたわってください。
アデュー。
(2006.3.25[Sat])
┃ アキバ ナウ
秋葉原に行った。
メイドが年中立っているのもこの街くらいだろう。
「メイド喫茶」ならぬ「冥土喫茶」というのはどうだろう。
ダメだろうな。
アデュー。
(2006.3.24[Fri])
┃ 雨天決行
雨が降る日は寝ていたいが、それでも出かけなければならない
日もある。
人生はいつでも雨天決行なのだ。
この時期、引越しが多い。
僕は他人の引越しを手伝うのが好きなので、
非常に楽しい。
引越しの際は呼んでください。
では、アデュー。
(2006.3.23[Thu])
┃ WBC
本日午後3時ごろ、所用で千駄ヶ谷の交差点にいたのだね。
信号待ちで皆が並んでいて、僕もぼーっとしていたら
ある瞬間に、大げさな表現でなく、街全体が
「おおー!」
という歓声に包まれ、あちこちで
「勝った勝った!」とか「やった」だとか
その類の言葉が行き交い、そう、そうなのだ
WBC優勝の瞬間、だったらしいのだ。
で、だね。
ここで一つ苦言を呈したいのだけどね、
たかが野球、されど野球、でも、やっぱりたかが野球ですよ。
いいお年のおじさんが、ラジオをイヤホンで聴いてたらしく
一人で唸っているのとか見ると、なんだろうなぁ、と
思うんだね。
まあ、いいんだけど。
大人気ない大人が多かったなぁ。
ちなみに、「WBC」というのは、「ワールドベースボールクラシック」の略らしく
「鷲頭、ばか、ちゃんとやれ」
の略ではないそうだ。
アデュー。
(2006.3.22[Wed])
┃ 風強い
福岡から帰ってきて、疲れ果ててしまった。
折りしも吹き付ける強い風、そして都電荒川線。
もうそろそろ桜が咲く季節だなぁ。
関係ないが、鼻水が止まらない。
アデュー。
(2006.3.20[Mon])
┃ 福岡にいます
色々わけあって、福岡に来ている。
福岡は良い街だ。
道行く若者が皆楽しそうである。
そういえば、福岡は面白いバンドが多い。
ナンバーガールやモーサムトーンベンダー、ベルターズなど
個性的でどこか「めんたいロック」の影を残すバンドが活躍している。
折角なので、ライブハウスでも覗いて行きたいな、と思っていたら、
なにをまかり間違ったか、「スナック」という場所に入ってしまった。
ママがけばい。
スナックの話は後日。
もう寝るぞー!
と最後だけ威勢良く。
アデュー!!!!
(2006.3.17[Fri])
┃ CD買う
久しぶりにCDを買った。
中野のレコミンツというCD屋は安くて良い。
リーフ、サザン・カルチャー・オン・ザ・スキッズ、
チャイナ・ドラム、アストロ・パピーズ等を買う。
手始めにレーフだけ聞いたが、あんまりにあんまりなので、
逆にうれしくなった。
ビバ、90年代。
明日から九州に行く。
アデュー。
(2006.3.16[Thu])
┃ LLブラザーズ
生まれて初めて、銀座三越でお菓子を買った。
アデュー。
(2006.3.14[Tue])
┃ 群馬
悲しい用事で同居人と群馬県まで行った。
知人にさよならを言うのは寂しいものだ。
特に、音楽なんかやっていると特に。
帰路、東武線でやくざと乗り合わせた。
アデュー。
(2006.3.13[Mon])
寒さにかられ、ノスタルジックになったとき、
人間はしばしば回顧主義的になる。
僕も昨日、ノスタルジックになり、ミロを飲んだ。
「ミロ」とは、ご存知の永遠のスタンダードドリンクで、
非常にココアに酷似した飲み物だ。
そして、
「ああ、昔はよかった」
と感慨にふける予定であったが、
一口飲んで、吐き出した。
こんなにまずかったけな、ミロ。
そんな春に向けての一こまだった。
アデュー。
(2006.3.10[Fri])
┃ 春が来る
三寒四温、もうすぐ春だ。
喜ばしいことである。
あ、そうそう。
と、特筆するほどでもないかもしれないが、
先日、駅前でロケ中と思われる阿藤快を見た。
阿藤快。
あとうかい。
かばんを背負って駅前に立っているシーンだった。
あれはなんだったのだろう。
幸せな気分になった。
アデュー。
(2006.3.9[Thu])
┃ 髪切ってから、ろくなことがない
週末、髪の毛を切った。
なんだか最近自分で髪の毛を切ることを、「セルフカット」などと洒落た言い回しが流行っているようだ。
だが、僕は断然「自髪する」という言葉を推す。
アデューとはじめとして、僕が流行らせようとして流行った言葉などないが、とにかく、「セルフカット」という言い回しが
気に食わない。
自髪。
はい、私は自髪的な人間です。
という風に使う。
で、思いっきり短くしてみたのだが、それからろくなことがない。
ライブではギターが調子悪くて変な音が出るし、
洗濯したらティッシュが紛れて大惨事が起きるし、
挙句、今日に至っては、買い物して野菜ジュースなどを入れた
買い物袋が
交差点の真ん中で破けた。
ダメなんだ。
こんな髪型ではダメなのだ。
さて、突然余談だが、野菜ジュースの2大巨頭といえば、
「野菜生活」と「充実野菜」だ。
では、この二つの良いところを取って「充実生活」という
野菜ジュースを売ってはどうだろうか。
コレを飲めば、すごく充実した生活が君を待っている。
と言われたら買うかな?
買わないなデュー。
(2006.3.8[Wed])
┃ 花粉症か鼻かぜか
この日記のテーマというのは、殆ど同じで
「体調悪い」
「免停になった」
「うまいものを作った、食った」
「向井秀徳むかつく」
といった、非常に偏った日記なのである。
で、本日も「体調が悪い」ということで、鼻から出る水、
すなわち、専門的な用語で言うところの「鼻水」これが
蛇口から出る水のような勢いで
僕の鼻から鼻水即落下、非常に息苦しく、鼻の下は
ポケットティッシュ改めポケッツティッツでこすったため
ガビガビになっており、風呂に入ったり顔を洗ったりすると
これがピリピリ痛むのである。
そして、この原因というのが、先日風呂上りに
パンツ一丁で部屋をフラフラ、パソコンを触ったり
カーテンをかけなおしたり、服をたたんだり、棚の上に
寝転んでみたりした結果、ひいた鼻風邪だと思っていたのだが、
やたら出る鼻水、そして、シバシバする眼から鑑みて
もしかしたら、もしやしたら、もやし100円、
これは「花粉症」なのではないか!
と戦慄が走ったところで、この日記はアデューを迎える。
(2006.3.7[Tue])
┃ 渋谷 反省
今日は渋谷GIG-ANTICでライブだった。
来てくれた皆様、本当にありがとう。
ゆうすけ氏。
色々難しいなぁ。
チューニングがずれ、凹んだが、色々考えて前向きに
行こうと思った。のである。
ああ、疲れたのでまた明日。
お、skwが更新されてる!
http://www.skw.main.jp
鈴木君、明日ゆっくり電話します。
アデュー。
(2006.3.6[Mon])
┃ 目白散策
今日は都電に乗って目白を歩いてきた。
あの辺は前から興味があって、一度見て回りたいと思っていたのだ。
だが、無職が歩くには若干ハイソ過ぎた。
英語の絵本とか、こちとらいらねぇから。
で、さらに歩いて下落合まで行き、バスに乗り大久保の楽器屋で
エフェクターを購入。
そして新大久保まで歩き、山手線で今度は池袋へ。
BEAMSなどに入ったが、やはりハイソすぎた。
そういう破れた加工のジーンズとか、こちとら普通に破けたヤツ履いてるから。
で、また都電で帰宅。
途中、漫☆画太郎の「地獄甲子園」のDVDを借りて
家で見たが、死ぬほど下らなかった。
そんな休日。明日は渋谷GIG-ANTICでライブ。
よろしければ是非。
アデュー。
(2006.3.5[Sun])
┃ テトリス
前にも書いたが、携帯のテトリスに夢中なのである。
電車、バスの中はもちろん、家でベッドの上にあぐらをかいて
プレイしている。
テトリスは奥が深い。
ふと「テトリスの著作権は誰が持っているのだろう」と考え
調べたら出てきた。
ロシアのゲームだけあって、ロシアの外国貿易協会(ELORG)というところが持っているらしい。
また、日本は任天堂が販売権を持っている、とのことだ。
大儲けだろうなぁ。
ちなみに、テトリスを長時間やっていると、一種の催眠状態に
なるらしい。
これを「テトリス・ハイ」と呼ぶようだ。
きっと、僕は最近コレなんだと思う。
さらに、「もともとは旧ソ連の科学者アレクセイ・パジトノフ(w:Alexey Pajitnov)英国名 Robert Richard Rutherfurd が教育用ソフトウェアとして開発したものである」
とある。
ひとつのゲームでも良く調べてみると面白い。
では、この日記でテトリスは再現できるだろうか。
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って、なにヒマなことやってるんだ俺は。
もう寝よう。
アデュー。
(2006.3.4[Sat])
┃ 子犬
4月に久しぶりにイベントをやるのだ。
トップページ参照。
アデュー。
(2006.3.3[Fri])
世の中には、何にでも「絶対的な価値を持つもの」
というものがあると思う。
例えば、日ごろ履いているお気に入りのジャージがある。
昔から愛用している、HANGTENGのジャージである。
履き心地が良く、僕は満足だった。
しかし、先日ひょんなことからチャンピオンのジャージを手に入れた。
そして、履いてみると、やはり格段に心地よいのである。
チャンピオンはアメリカのコットン製品の王様だ。
ジャージにおいても、このようなことがある。
ましてや、上を見たらキリのない世界、例えば「食」など
「絶対的な価値を持つもの」が必ずある。
僕は日常的に、うどんやおじや、キットカット、たくわん、
お好み焼、チョコバット、うまかっちゃんなどを食べて
「ああ、うまいなぁ」と満足していた。
しかし、本日100gが数千円というお肉を頂き、それを
焼いて食べた時、
「今まで僕が『うまい』と感じていたのは何だったのだろう」
と思ったのだ。
つまり、その肉は「絶対的にうまかった」のである。
僕は、うどんやおじや、キットカット、たくわん、
お好み焼、チョコバット、うまかっちゃんなどを否定はしない。
しかし、どんなものを擲っても「うまい!」というものは
世の中にあるのである。
いつか、この肉さえ疑問に思う時もあるかもしれない。
そうなるように、まずは真面目に働こう、と決心したのである。
アデュー。
(2006.3.2[Thu])
┃ 美しき世界 掃除のあとの部屋
明日は、同居人の林君のお母様が我が家にいらっしゃる。
コレは一大事である。
なぜなら、我が家は「Mr,捨てられない」の異名をとる僕が
気合を入れてジャンクなものをどこからか集めてきては
放置するという、ごみ屋敷のような状態で、とてもとても
お母様を迎えられる状態ではない。
そこで心機一転、「捨てる勇気」を持つことに決心し、
部屋の掃除をした。
まず、玄関のダンボールからはじまり、
無数のサングラス、破れた衣類、アディダスの靴、
中身のないCDのケース、インド土産の首飾り、パソコンのハードディスク、
アダルトビデオ、楽器の部品、カラフルな衣装ケース、靴下、パンツ、
ベルト、のれんなどをまとめて捨てた。
そして、最近購入した掃除機で(我が家は2年間掃除機が無かった)
一斉射撃をかけると、あら素敵、
なんともキレイな我が家になったのである。
素晴らしい。
ユートピアに行くには、共産主義もトマスモアも関係なく
ただ、部屋の掃除をすれば良かったのである。
勉強になった。
アデュー。
(2006.3.1[Wed])