┃ 眠れない
眠れないのである。
あ、先日はイベントにお越しいただきましてありがとうございました。
酔っぱらってレーベル旗をライブハウスに忘れて帰る、という失態がありましたが、
それ以外は概ね楽しかったです。
今度は春ぐらいに何かやりたいなぁと思います。
さて、絶賛眠れない僕ですが、何をしたらよいでしょうか?
難しい本でも読もうかな。
アデュー
2012年02月の日記
眠れないのである。
あ、先日はイベントにお越しいただきましてありがとうございました。
酔っぱらってレーベル旗をライブハウスに忘れて帰る、という失態がありましたが、
それ以外は概ね楽しかったです。
今度は春ぐらいに何かやりたいなぁと思います。
さて、絶賛眠れない僕ですが、何をしたらよいでしょうか?
難しい本でも読もうかな。
アデュー
昔、アメリカにマズローさんという学者がいて、その人が提唱したのが、
マズローの欲求段階説というものである。
で、このマズローさんの説というのは、いろいろなところに出てくるもので、
たとえば新しくビジネスでもしようかという時に、説得力を持たせるため、
「やっぱり現代人は自己実現を求めてるんですよ」などと
ちょっと怪しげな感じで出てくるのである。
その段階というのは5段階に分かれており、
生理的欲求,安全の欲求,親和の欲求,自我の欲求,自己実現の欲求という欲求が階段状になっている。
そして、一つの欲求を満たすと、次の欲求に進む、という考え方である。
まあ、人の欲なんてのは多種多様で、上を見ればキリがないし、というような
ところへもって、このような説を出したもんだから、
まあ分かりやすいのもあって、広がったんじゃないかと思う。
そして、それに従うと、まず人間は「生理的欲求」すなわち、食うこと寝ることなどを求める。
それが満たされると、今度は「安全の欲求」、つまり良い暮らしの維持をしたいと思う。
さらに、それができると人間関係を良くしたい、と思う「親和の欲求」が出てきて、
さらに次は「自我の欲求」という「集団の中で認められたい」という
欲が出てくるわけである。
でもって、最後には「自己実現の欲求」といって、
まあ、もうコピペしてくると
「自分自身の持っている能力・可能性を最大限に引き出し、創造的活動をしたい、目標を達成したい、自己成長したいという欲求」
というのが現れるわけである。
--
最近だと、まあ飢えたり住むところがない、という人は少ないから、
皆第一段階はクリアしている。
そして、皆、特に日本だと安全安心に暮らしていて、学校なり会社に属しているものだから、
2,3段階もクリアしている。
第4段階の「認められたい」は、人によるだろうが、この辺でつまづく人がいて、
でも、まあそこそこ認められる人も多くて、
すると第5段階の彼らが求めるのは
「自分の想像力、表現力などをもって活動し、目標をクリアしたい、夢をかなえたい」と
思うわけである。
要は、明日食うものがない生活をしている人は、やっぱり食い物のことを考えるわけで、いきなり
絵を書いてみよう、音楽をしてみよう、とは思わないわけである。
まあそりゃそうだ。
絵をかくなら、まず食い物を用意して、どこかに所属して働くか勉強するかして、
それで余った時間でやりなさい、ということになる。
しかし、どうも僕は腑に落ちなくて、マズローさん、本当に正しいのかな、と思っていた。
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というのも、「自己実現」が最後の欲求だとしたら、その先には欲望はないのだろうか。
いや、きっとそんなことはないはずなのだ。
たとえば、イチローが大活躍して、「あー自己実現した。俺、もう満足」となるかというと、
絶対にそうではないと思うのだ。
じゃあ、第5段階をぐるぐる回るのだろうか。
それは考えられるかもしれないが、それも何だかしっくりこない。
そんな折、こんなニュースを見つけた。
第6段階はエシカルと提言、マズローの新欲求段階説
http://alternas.jp/uncategorized/2012/01/14594.html
これによると、マズローさんは死ぬ前に、「やっぱ6個目あるかも」と
思い始めていたようで、それが「コミュニティ発展欲求」というものだ。
つまり、自分の属する集団の発展を願う、というなかなかナイスな欲が、さらに上にあるのじゃないか、ということである。
なるほど。
これはあるんじゃないか。
件のイチローも「日本のために。野球界のために」というのは
考えていそうなことだ。
昔の人も、祖国のため、とか村のため、町のため、というように
尽力した人がたくさんいる。
そして、そうなると、やっぱ人間捨てたもんじゃないな、と思う。
そんなわけで、僕も是非そういう人間になりたいな、と思うのである。
とりあえず、今は冷蔵庫に何もないので、第一段階でウロウロしているのだが。
ああ、コンビニ行こうかな。
アデュー
そうそう、今週末、数年ぶりにイベントやるんです。
僕らのバンドは約1年ぶりのライブです。
場所は高円寺のクラブライナーというハコで、2/18です。
クラブライナーは、最寄り駅は丸ノ内線の「新高円寺」らしいので
お気を付けください。
しかし、このフライヤー、大活躍だな。
アデュー
僕はいかんせん、恋愛経験が極度に少ないうえ、
天下御免の独身であるのでこのようなことを言われたことはないのだが、
返答に困るのがこの質問である。
「仕事と私とどっちが大事?」
普通に考えたら、そんなもの比べようもないし、理不尽な問題なわけであるが、
これに回答を迫る婦女子というのがいると聞く。
まあ、これも状況によると思うのだけども、
たとえば、出産直前とか結婚式の当日などに、仕事にかまけていたら、
これは男も分が悪い。
しかし、たとえばデートの日に急きょ仕事が入ってしまった、というレベルであれば、
良くある話であるし、概ねの女性も分かっていつつ甘えるのだ。
で、昔この手の本を読んだら、以下のように返答するのがベストである、と書かれていた。
「仕事と私とどっちが大事?」
「もちろん、君だよ」
そういうことで、まず安心させてあげるのが重要なのだそうだ。
逆にワーストアンサーとして挙げられていたのが
「それは比べられるものではない」
という回答だと書いてあった。
おそらく、この手の理不尽な質問は真面目に返してはいけないのだ。
ちなみに、
「仕事と私とどっちが大事?」
という質問は、本音を言えば「どっちも大事」とか「君のことも大事だけど、今は仕事が大事」などと
歯切れの悪いものになる。
かといって、「君を幸せにするために仕事をするんだ」とか
「仕事を応援してくれる君が好きなんだ」などと回りくどいことを言うと
これまた面倒なことになるのは必至であって、避けなければならない。
そんなわけで、いつか僕も「仕事と私とどっちが大事?」と聞かれたら、
「勿論君さ」と答えてあげられる男になりたい。
問題は、僕が同居している女性はどうも相当に仕事を愛しているようで、
僕が遊んで欲しい時も相手をしてもらえない。
彼女は、僕と仕事とどっちが大事なんだろうか。
アデュー
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